明治42年(1909)

○ 3月 内務省令を以て行政区域変更の結果茅沼、堀株両村は古宇郡に編入となる。
○ 10月25日 正午、鷹台町楽満合羽店附近より出火
     折柄西北風30米にして下田商店より停車場通りに延焼し以東壁坂下通りに延焼し以東壁坂下通りに至る
     一区画を焼く、全焼360余戸、損害380余万円、警察署長 子野日 弘穀、消防組頭 向山 忠太郎。
○ 12月 岩内救護所落成す
      所主 鈴木 久太郎、敷地175坪、建物31坪5合
      明治45年、増築と共に後志岩内救護院と改称。 「参項」 本年度全道鰊漁獲高121万石にして空前絶後の漁と称せらる。
( 北林 屹郎談 )
○ 火力発電、運転を開始
      岩内水力発電会社は水力発電所の電力補強のため新鋭吸入ガス機関を使用して火力発電をする。
      その火力発電は、現在の清住215番地運上屋川川辺り  原動機ー吸入ガス機関発電機ー60キロボルト、アンペア  三相交流2,200ボルト  木炭とコークスを燃料として水性ガスを造り、そのガスを発火器に導入 「フライホール」 を回転させて発電機を回す仕掛け。
      この吸入ガス機関を発電機の原動力として利用したのも本道第1号であったとされている。