岩内町住生活基本計画について
岩内町住生活基本計画に見直しについて
町では平成23年度に町民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する基本的な計画である「岩内町住生活基本計画」を策定し、岩内町らしい住まい・住環境づくりの実現に取り組んできました。
こうしたなか、国においては、平成28年3月に新たに「住生活基本計画(全国計画)」が閣議決定され、「居住者」、「住宅ストック」、「産業・地域」の3つの視点から8つの目標を示し、少子高齢化・人口減少など住生活をめぐる現状と今後10年の課題に対応するための住宅政策の方向性が提示されました。
また、北海道においても、全国を上回るスピードで人口減少や少子高齢化が進行しており、地域の活力低下や、空き家・空き地の増加などの課題が顕在化しているほか、住宅分野においても地域温暖化防止の対応といったより一層の環境負荷の低減などの持続可能な住環境の形成に向けた取組が急務となっていることから原稿の見直し作業が進められているところです。
こうしたことから、町においても現行計画の前半が終了することに伴い、計画の進捗状況及び効果を検証するとともに、国や北海道の計画等を反映させたより実効性の高い計画として見直しを行うことも目的として平成29年4月に本計画を変更しました。
施策の展開
計画の基本理念である「住み慣れた地域で、誰もがいつまでも定住できる住まい・住環境づくり」の実現を図ることを目指し、基本目標として以下の5つを柱としてそれらを実現するための課題に対応するための基本方向を設定しています。
□基本目標と基本方向
○基本目標1:高齢者等が住み続けられる住まい・住環境づくり
・基本方向 a.高齢者等に配慮した町営住宅等の整備
b.高齢化等に対応した民間住宅づくり
c.人にやさしい住環境づくり
d.ソフト施策と連携した高齢者の生活支援
○基本目標2:子育て世帯も安心して生活できる住まい・住環境づくり
・基本方向 a.子育てを支援するすまいづくり
b.子育てに配慮した住環境づくり
c.ソフト施策と連携した子育て支援
○基本目標3:既存住宅ストックの有効活用と良質な住まい・住環境づくり
・基本方向 a.町営住宅ストックの更新・活用
b.空き家等の住宅ストックの有効活用や流通の促進
c.良質な住宅ストックの形成
○基本目標4:まちづくりと連携した便利で快適な住まい・住環境づくり
・基本方向 a.移住の促進
b.まちづくりとの連携による利便性の高い住まいづくり
c.地域産業との連携
d.持ち家の取得等に向けた環境づくり
○基本目標5:地域色を生かした住まい・住環境づくり
・基本方向 a.自然や環境に配慮した住まいづくり
b.北国の特性に配慮した住まいづくり
c.良好な住環境の保全
重点施策の推進
人口減少率の抑制と子育て世帯の増加・空き家問題の解消を目指し、計画期間の終了までの今後5年間以下の3点について重点的に取り組みます。
○重点施策1:子育て世帯が安心して暮らせる住生活の実現
(1)持ち家取得促進に向けた助成の推進
(2)町営住宅の用途廃止団地跡地の低価格での分譲
○重点施策2:空き家・空き地の流通促進
(1)住宅に関する総合的な相談窓口機能・体制づくりの検討
(2)しりべし空き家BANKを活用した空き家等の流通促進
(3)生活環境に悪影響を及ぼす空き家の除却促進
○重点施策3:地域を支える住宅関連市場の拡大
(1)バリアフリー・耐震・省エネルギーなどリフォームに対する助成の検討
(2)耐震診断・耐震改修助成の活用促進
(3)新たな住生活関連サービスの展開の可能性についての検討
岩内町住生活基本計画計画書 平成29年4月改訂(計画期間:平成24年度~平成33年度)
関連リンク
北海道住生活基本計画について