現在、企業2社により地域内の3箇所で風況調査が実施されています。
風況調査とは?
・・・ 風況とは、特定の場所での風の吹き方を意味します。
風速や風向の変わり方、最大瞬間風速といった要素によって
風力発電設備の稼働効率が大きく変わるため、
風力発電設備を建設する際には、発電設備の性能を可能な限り引き出すため、
周囲の風況を調べる必要があります。
風況を調べるときは、四季を通じて1年以上のデータを収集することが
望ましいとされており、
当地域での風力発電設備の建設の可能性を確認するため、
企業2社により、約2年間を掛けた調査が行われています。
調査方法としては、高さ約50mの鉄柱に風向風速計を取り付け、
取得した風速や風向データを解析し、年間平均風速や平均風向、
最大瞬間風速、風速の標準偏差などの数値を算出します。
一般的には、年間平均風速が毎秒6m以上であれば、
事業化へのハードルをクリアできると言われ、
そのほかに、地形の影響を受けて風が大きく乱れることがないこと
といった条件を満たせば、その土地は風力発電の事業化に向いていると判断されます。
将来的な町内での風力発電設備の立地に向けて、今回の調査結果が期待されます。
町としても調査を実施している企業2社に全面的に協力しながら、
地域内の再生可能エネルギー普及促進を進めていきます。
風況調査の実施箇所はこちらをご覧ください